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2026年7月23日 (木)

シロナガスが鳴かなくなっている?

今日、FBで見つけた報告。

シロナガスクジラが鳴かなくなってきているという報告があり、科学者たちはこれが海洋の危機的状況を示唆しているのではないかと懸念しているようだ。
ニュージーランドの南タラナキ湾(2016~2018年)とカリフォルニア海流(2015~2020年)で行われた調査では、クジラが採餌や求愛のために発する、低周波でリズミカルな「歌」が追跡・記録されてきたが、どちらの調査でも、特に深刻な海洋熱波が発生し、主食であるオキアミが減少した年に、鳴き声による活動が急激に低下したことが確認された。
オキアミの数が激減すると、クジラは求愛のための歌を歌う時間を減らし、餌を探すことに多くの時間を費やすようになったと見られる。科学者らは、このことは海洋の温暖化や生態系の変化が、クジラの行動様式をいかに変容させているかを示していると指摘している。水温の上昇はオキアミにストレスを与えるだけでなく、その分散を招いたり、有害藻類の大量発生(ブルーム)を誘発したりするため、海洋生物にとっての生存環境をさらに厳しいものにしてしまう。
ザトウクジラはある程度適応できていると見られるが、高密度なオキアミの群れに依存しているシロナガスクジラは、特に大きなリスクにさらされている可能性がある。研究者らは、シロナガスクジラの沈黙が、海洋で進行しつつあるより大規模な生態系の崩壊を示す初期の兆候であるかもしれないと警告している。
出典
ニュージーランドでの研究:Environmental conditions and marine heatwaves influence blue whale foraging and reproductive effort(『Global Change Biology』誌に掲載、2023年)
カリフォルニア海流/MBARIでの研究:Acoustic signature reveals blue whales tune life-history transitions to oceanographic conditions(『Ecology Letters』誌および『JASA』に掲載、2022年)

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