シャチのロリータが
海外ニュースによると、アメリカ西海岸で捕獲され、50年以上もの長い間マイアミのシーアクアリウムで飼育されてきたTokitoe(通称ロリータ)は、水族館の所有者と動物福祉団体との拘束力のある協定が結ばれた結果、解放される見通しだということだ。
https://www.nytimes.com/2023/03/30/us/lolita-orca-whale-return-home.html
絶滅を懸念される北西太平洋のサザンレジデントに所属していたロリータを解放しようという動きは初期から継続し、特にここ数年ロリータが歳を取り、体力も弱まってきているように見受けられることから強まってきた。ここにきて、所有者であるドルフィンカンパニーも同意せざるを得なくなっただろう。
彼女は今後、18〜24ヶ月ののちに、出身海域の北西太平洋に作られる海を囲ったサンクチュアリに移送されるということだ。本当に幼い頃から水族館に暮らしてきた彼女にとって、サンクチュアリでの静養とリハビリは欠かせない。
この動きが、シーワールドに長く閉じ込められてきたコーキーの解放に、そしてたくさんの囚われのイルカたちの解放に繋がることを望んでいる。
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