学校給食(2)
昨日、練馬の教育委員会の学校給食係に電話をして、練馬区の状況を聞いてみた。
最初に電話に出た女性は、担当者が電話中、として折り返し電話をかけるといい、
その後しばらく経っても連絡がなかったので、またかけたところ、今調べている、
後で折り返し電話するから、という返事。さらに1時間以上、痺れを切らせて電話
をしてそちらに伺うといったら、悪びれずにああ、という返事。簡単な数字だからと
電話で済ませられた。
それによると、練馬区は学校給食を知るということで年に一回「給食週間」というの
を設定しており、その一環として昔の給食を味わうということで、クジラ肉も出して
いるということ。ただ、参加する市内は学校次第なので、小学校65校中今回は
32校、中学校33校中、9校が参加したそうだ。鯨肉は、’南氷洋’のミンククジラ
か、北太平洋のニタリ(捕獲していないと思うが?)、イワシで、学校給食会から
支給されるのだそうだ。
生徒が食べたくないという場合は拒否できるかどうかという問いには、学校次第
なので、聞いてほしい。宗教上の理由などで食べないことが許される場合もある
から、という返事だった。
例えば、イワシクジラは、ワシントン条約で流通を禁止されてしまっていることは
知っているのか?という問いには知らないというより全く関心がないようで、クジラ
の生態などの知識は伝えるのか?という問いには、クジラがどこから来たかは
学校によっては教えていると思う、という頼りない返事だった。
学校給食の歴史といえば、前回書いたように、それ自体がかなり問題を持っており、
生徒たちが知るべきなのは、どうやって日本政府と利益団体が子供を食い物に
してきたかということではないか、と思うのだが、そうした問題意識は共有されないのだった。
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