商業捕鯨開始に際してパブコメ募集中
7月1日から始まる予定の商業捕鯨に関して、省令を改正するため。パブリックコメントが求められている。
指定漁業の許可及び取締り等に関する省令の一部を改正する省令案について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550002839&Mode=0
漁業法第58条第1項の規定に基づく指定漁業に関する告示案について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550002840&Mode=0
商業捕鯨を安易に開始することに対する問題は多々あるが、少なくとも日本国内での鯨類の保全と管理について担保しなければならないので、意見を提出することは重要だと思っている。
要点は、管理が確実にできるかを具体的に示すことだと思うが、
例えば、希少な日本海個体群のミンククジラの捕獲をどれくらい回避できるのか、とか四国沖にニタリクジラと混在するカツオクジラの混獲をどのように防げるのかというような、希少個体群の保全。
また、操業する際に、IWCでの議論で求められていた個々の捕鯨船における監視員の配備、あるいは監視装置の搭載といった最低限の管理措置の担保。ノルウェーでは、ブルーボックスと言われる監視装置の装着が義務付けられている上、NAMMCO(北大西洋海産哺乳類動物委員会)の委員が搭乗する場合もあるようだ。
特にEEZでの船団を使っての捕鯨についてはきちんとした監視が必要だと思う。
そして、この5月に答申の出た沖合い域に於ける海洋保護区での操業の禁止措置。
これらを是非とも省令内に具体的に示すことができるかどうかが「持続的な利用」を標榜する日本の姿勢として問われている。
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