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2018年11月13日 (火)

脱退するとかしないとか・・・それでも調査捕鯨は続く

昨日(11月12日)、捕鯨船団が南極に向けて出発した。
「行ってらっしゃい、捕鯨船 下関から南極に出発」(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37636810S8A111C1CR0000/?fbclid=IwAR3RaRDXV5Gz4K4mM63UglQMTGmbAY3bCX3e0aGXE-7vjxHx9sAxOZLDhYc

日本は、商業捕鯨の再開を目指し、今回の総会で否決されたことしか日本のメディアは伝えていないし、これまで少しは出てきていた調査捕鯨に対する批判的な見方はその陰に隠されてしまっている。
しかし、今回の総会では、前回採択された特別許可捕獲(調査捕鯨)についての常設作業グループの報告があり、その中で、科学委員会の評価と報告を一般向けに噛み砕いて説明することが行われた。調査捕鯨は国際捕鯨取締条約の8条で認められているが、その内容に関しては、ANNEX Pという附属書によって規定されており、また召集された第三者の専門家評価会議での計画内容についての評価が課せられている。
今回の作業グループの報告は、JARPA II 、NEWREP-A、 NR|EWREP NPについての評価で、いずれも致死的調査の必要性が証明されていないという評価委員会の報告が科学委員会で受け入れられたことが示されている。
この報告書の採択に反対する21の国があるのは確かだが、評価委員会の報告と科学委員会がそれを受け入れたことに関してではないし、日本の調査捕鯨に問題があることはまちがいないように思う。

9月のIWC67本会議以降、捕鯨水産側は繰り返しIWC脱退の可能性に言及してきた。一説では「12月に重大発表があるらしい」などという話も出ていると聞くし、「IWC事務局への通告は6ヶ月前。6月に間にあわせるため」などとその理由を挙げる人もいる。
日経の記事でも、IWCを脱退すれば、南極での捕鯨はできなくなる、今回の調査捕鯨が最後になるかも、と書かれている。
調査捕鯨船を出して、その操業が3月に終了するそうだから、そうなるともし脱退を決めてもその後になるのだろうか?もし、12月にその重大な決定が行われても、実際の脱退は6月だからいいだろうという考え方なのだろうか?
この辺りも随分と気になるが、あっちもこっちも立てたいということであやふやなまま出港したとしたら、関係者にとっても気の毒な気がするし、こちらとしては姑息な感じが否めない。

そろそろ誰を守りたいのか、どこが大切なのかを見極め、関係者だけでなく一般の理解を仰いだ上で、原理原則ではない現実的な解決を目指すべきではないか。

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