イルカ捕獲枠2種追加
シワハイルカとカズハゴンドウの捕獲枠が追加されたそうだ。
http://www.kinan-newspaper.jp/?p=9453
水産庁曰く、
『「われわれは他の水産物と同じように、漁業者から要望があるものに関して調査の上、認可している。イルカ自体は日本沿岸に回遊しており、量的なめども把握できたので今回の追加認定へと至った」と語る。
追加予定の2種は沖縄県と和歌山県を中心に捕獲枠が振り分けられ、太地町では今期の追い込み漁(9月〜4月末)から捕獲される見通しとなっている。』(紀南新聞)
パブコメでは、「是非という声が大多数」だったそうだが、私たちだって(迂闊なことに)、パブコメを実施していることを発見するのが遅すぎた。どういう人たちがあの見つけにくいパブコメ募集を見つけて、意見を提出したのだろうか?このことを実際に知っていたのは、関係者だけだろうと思うのだが(関係者が賛成意見を出すことは当たり前だし、パブコメの取り方としては如何なものか)。
レッドリストで一応の格好をつけ、そっとパブコメをやり、体裁だけは整えて、前回のカマイルカのような不手際は避けたのだろうが、これだけ相反する意見が国内外で大きくなっている時に、この進め方は随分と姑息で問題があるのではないかと感じる。
ちなみに、ある事情を知る人によると、カズハゴンドウは、ユメゴンドウ(滅多に見られないのでこの名前がついたらしい)と混合の群れで泳ぐことが多いそうで、専門家でも両者を見分けることは困難だという。混獲した場合はどのような措置をとるのか?それとも見分けられないということで問題なしなのか?
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