イルカ捕獲枠
水産庁に何度もお願いをしてきたが、やっと今年のイルカの新捕獲枠(2016〜2017)がわかった。
捕獲総数は14,375頭で昨年度比で691(昨年度は760)頭の減枠。すでに捕獲数が少なくなっているバンドウイルカ(追込みと突きん棒合わせて)58頭減だが、2010年度には捕獲も出来なかったマゴンドウ(コビレゴンドウ)は、なぜか今回減らされていない。
昨年度の捕獲実数が掲載されるのはもう少し先のことだと思うが、海外イルカ情報サイト、ceta-base
によると、主な捕獲地と考えられる太地での追い込みによる昨年の捕獲は、バンドウイルカ262うち実数として170(昨年枠565)頭、カマイルカ4頭(同36)、ハナゴンドウ272頭うち実数253(同469)、マダライルカはゼロ(枠400)、コビレゴンドウ74うち実数52(枠147)頭に過ぎない。沖合に資源があるとして2007年から増枠されたオキゴンドウ(追い込みで70頭)など、太地ではここ数年実績はない。
捕獲地では(とっても取らなくても)捕獲数を減らされることには抵抗するのだろうが、実態に合わない枠をつけ続けるあり方は、他の’水産資源’管理でも度々疑問視されているところだ。
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