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2016年3月30日 (水)

捕鯨のための予算に

  企業が経済的に引き合わないので操業をしないと思われる公海での商業捕鯨再開のため、日本国政府は多額の予算を付ける。

http://www.maff.go.jp/j/aid/hozyo/2016/suisan/pdf/suisan_36.pdf
(43億9158万9千円うち(1) 鯨類資源持続的利用支援調査事業約22億5千万円
(2) 鯨類捕獲調査円滑化等対策21億4千2百万円)
http://www.maff.go.jp/j/aid/hozyo/2016/suisan/pdf/suisan_37.pdf
(3億4千557万円。これなんか、名称でびっくり「責任ある国際漁業推進事業費」なのだ)
http://www.maff.go.jp/j/aid/hozyo/2016/suisan/pdf/suisan_38.pdf
(約2億8千5百60万円。こっちは一応沿岸だが、捕鯨対策費のうちではある)
〆ておよそ51億円。これ以外に、海外漁業機構からの借入金も追加される。

HPでも書いたように、2006年には大手のもと水産会社3社はすべて撤退を宣言している。だって、売れないのだから。海外の人たちもそのことをちゃんと知っている。だから、日本の捕鯨への批判は大きい。

 安倍政権は毎年、予算額の最高額を更新しているらしいから、大盤振る舞い?と思うでしょ?でも水産関係の予算総額は21億円も減少している。いつもその根拠としているクジラ資源も含めた水産資源が、将来の日本にとって必須の食糧源であるのなら、クジラの千倍も消費されているお魚資源の持続性に対して予算を付けるのが当たり前のはずなのに。
どこかの誰かさんが票を集めたり、年金や天下り先確保、ポストを失わないないため(?)に、食べもしない鯨肉代を支払わせられる貧乏人の気持ちにもなってみてください。それから、正当な理由もないと思われるのに、もの言う権利も持たずに殺されているクジラたちの気持ちも。

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