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2015年3月19日 (木)

オフトピックですが

 埼玉県の狭山市と入間市にまたがる自衛隊入間空軍基地は、戦中は陸軍航空士官学校があったところで、敗戦後はアメリカ軍に接収され、ジョンソン基地と名付けられた所の一部である。
 ジョンソン基地は1958年ごろから徐々に日本に返還され、1978年に全面返還となった。現在、埼玉県の支援で国から戻された基地跡地の一部は、稲荷山公園(狭山市)や彩の森公園(入間市)に整備されているが、入間市内にまだ40haほどの国有地が残されており、二次的な自然ではあるものの、入間市に豊かな自然の恵みを供給している。しかし、この跡地を「草ぼうぼうの空き地」と見なす人々がおり、たびたび買い戻しの計画が立てられて来た(予算面で難しいため計画は進んでいなかった)。この跡地計画には、個人的に自然をそのまま残してほしいという意見書を議会等に送ってきている。
 この跡地の一部をこの3月、防衛省による防災拠点整備計画として使用するという提示が行なわれたと言う事を新聞報道で知った。具体的な提案としては、首都圏の直下型地震の対処計画として自衛隊派遣人員11万人と捜索救助用航空機260機派遣予定のうち、基地跡地(留保地)はこれに対して一個師団級(6千〜8千人)の増員部隊の集結場所となるなど、十分な規模の人員を迅速に輸送、展開が可能ということである。また、平時は基地訓練用地となる他、病院を設置して自衛隊関係者の診療を行うという(退院診療に支障がなければ、救急患者受け入れも可能性があるとされる)。
 実際の訓練がどのようなものになるのか、また、病院利用がどの程度切実かという事は分からない。また、地図を見ると、緑地帯の設置として考えられているのは、周辺に目隠しか?と思われる程度の緑のベルト地帯が作られるだけのようで、到底自然を残すような処置ではない。訓練施設の一部は週末などに市民に開放するとされるので、市の設置した審議会では「市民利用に一定の配慮がある」として受け入れる方向のようだ。

 資金不足の入間市が買えないまま推移すればいいと考えていた私が甘かったのだが、これを覆すのはむずかしい。でも、災害対策拠点であれば、現在の入間基地で十分ではないかと見える。これはむしろ「災害」という名前を使った基地拡大計画で、現政府が進む方向に合致するものではないか、という一抹の不安を感じざるを得ない。

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