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2014年12月 5日 (金)

アメリカ、サザンレジデントのシャチが

 サザンレジデントに所属する若いメスシャチが死んだという情報があった。今年、4頭目だ。

/Young adult Southern Resident female orca found dead in Georgia Strait
according to the Center for Whale Research/

今朝早く、カナダのジョージアストレイトで、J32と識別されてきた18歳のメスのシャチ
(ラプソディ)の死亡が確認された。彼女は妊娠後期と見られていたそうだ。

これでサザンレジデント個体群のシャチは77頭になってしまった。

これまで言われてきたところでは、この群れの減少は、主に餌生物(サケ)の減少と海洋の汚染それに騒音による。アメリカの絶滅危惧種法が適用されているが、回復計画はなかなかうまくいかないようだ。
サザンレジデントシャチのこうした状況は、海洋生物の将来を象徴しているかもしれない。

翻って、日本のシャチたちはどうなのだろう?北海道で有志の人たちが調査しているようだが、まだ途上だと思われる。
 水研センターでは、数年前に突然、根拠の分からない推定個体数の激増があったが、こうした楽天的な見方で良いのだろうか、と大変気になる。

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