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2014年5月 4日 (日)

池上某は判決を読んだか

 ニュースを分かりやすく解説するという池上某は、メディア報道に批判的な人も含めて一般の評価が高いようだ。最初は物事をきちんと捉えようとしているのではないか、と思っていたが、あるとき、捕鯨問題で、大本営発表を鵜呑みにした解説をした事で、もしかしたら実際はメインストリームに迎合しているだけなのかも知れないと思うようになった。
 さわやかな、ゴールデンウィークただ中の「みどりの日」に、またしても毎日新聞のくらしナビ・学ぶで「調査捕鯨はなぜ違反?」という解説をしたが、彼によるとICJ 判決は捕獲数が計画より少ない(彼によるとシーシェパードの妨害のせい)ため、科学と認められなかった、ということだ。
 判決文には、なぜ『科学を目的とした』調査と認められなかったか、という事が、•第1期調査と同じような内容のことしかしていないのに、日本は数が倍増した説明が出来なかった •ザトウクジラとナガスクジラを加えて、海域の種間競合を調査するといいながら、ザトウクジラは政治的な理由として捕獲していないし、ナガスクジラもほとんど捕っていない。大体ナガスクジラは生息海域がもっと北で調査海域と同じではない、また、捕鯨母船のスリップウェイが、大きなナガスクジラを引っ張りあげるのには狭すぎてランダムサンプリングが出来ない、•ミンククジラとナガス、ザトウクジラでは評価期間が6年間と12年間と異なり、競合を調査するのに不適当 •調査が無制限で目的が曖昧すぎるなど、いくつもの不適切さが指摘されている事が分かるはずだ。
 また、妨害問題については、二期調査当初に用意していた鯨肉の運搬用の船を妨害前に傭船をやめているので、実際に捕獲枠一杯に取ったら肉を運ぶ事は不可能な状態だった、また2010年に赤松元農水大臣が捕獲枠の3分の一以下の状態で、目的は果たしたと記者会見で行っている事なども、判決内容に出て来る。
 「教えて池上さん」あなたは判決を読まないで想像したのでしょうか?それとも読んでいて、読者を誘導したかったのでしょうか?

 もっとも、判決についての報道のうち、どれくらいのジャーナリストが実際に判決文(少なくともICJのプレスリリース)を読んだかどうか、あやしいものだが。

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