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2014年5月 8日 (木)

国際司法裁判所判決詳細解説ウェブアップ

 このたび、ニュースレター用に書いてくださった真田康弘氏の渾身の作「南極海捕鯨事件」をウェブに掲載したので皆さん、是非ご覧いただきたい。

http://ika-net.jp/ja/ikan-activities/whaling/298-temporary-bibliographical-essay-on-the-antarctic-whaling

 3月31日の判決からこの方、きちんとした記事が出たのは共同通信社の解説など極端に少ない一方、ちゃんと背景を調べもしないし、判決文を読んだ形跡もなく、それらしい解説が出回っているが、これらは一見日本文化の擁護や漁業者保護のように見えながら、現状を真っ正面から見て、ではどう解決していくか、という問題意識は全くない、はた迷惑で無責任なものだ。

 クジラを捕りたいのは日本なのだから、今回判決に対しては国際社会の一員として潔く負けを認め、そのうえでしかるべき国際社会への責任を果たす努力をしっかり見せ、その上で解決を図っていかなければならないときだ。それなのに、無責任な議員におされて早々に調査捕鯨を再開するという方向を取るというのは、これまでの日本のやり方がいかに一部の人たちに取って都合が良く、変えるつもりも解決するつもりもないとしか考えられない。


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