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2013年10月17日 (木)

北西太平洋第二期鯨類捕獲調査(JARPNII)の結果について

 お約束の1週間たった10月15日、調査捕鯨実施主体の鯨類研究所と水産庁がプレスリリースを出した。https://mail.nifty.com/mailer/#
 http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/enyou/130725.html

 実施期間は7月25日から10月7日までの75日間で、捕獲した鯨類は以下である。

ミンククジラ3頭(捕獲上限頭数100頭)
イワシクジラ100頭(捕獲上限頭数100頭)
ニタリクジラ28頭(捕獲上限頭数50頭)
マッコウクジラ1頭(捕獲上限頭数10頭) 

 クジラの捕獲された海域を見るとかなり沖合に限られ、これまで行ってきた沿岸域(東経140度から150度)は行っていない。ミンククジラとニタリクジラの捕獲数が少ないのは、濃霧や調査後半の台風に影響されたとあるが、一方で文中に「沿岸域の捕獲調査を(一社)地域捕鯨推進協会が小型捕鯨船を用いて担当」とあるが、そっくり譲り渡したのだろうか?

 9月の終わりにあったシンポジウムで北水研の方が釧路で販売されているミンククジラの生肉が、この秋100g98円という安値であったにもかかわらず、売れ残ったという話をされた。これまでは確か398円くらいで、冷凍された調査捕鯨の肉より人気が高いと聞いていたのだが。まさか調査なのだから、生産量を控えたなんてことはない???

 昨今の鯨肉の販売不振と海外からの鯨肉輸入(アイスランドからすでにかなりのナガス鯨肉が輸入されているが、現在ノルウェーもミンククジラ肉の輸出を実施したいようである)などを考えてミンククジラの生産トン数を意識的に少なくしたという見方もできるかもしれない。ちなみに今回の生産量予測は、1375トンでやや少なめ。

 イワシクジラのみ捕獲上限を達成したことは、報告書からは調査海域に広く分布していたということが読み取れるものの、実際はよく分からない。IKANが一昨年出したレポートでは、競売にかかったイワシクジラの75%が売れ残ったということが鯨研の記録から見られたのだが。「調査だから」?

 マッコウクジラのちっこいやつ1頭というのはもともと取りたくない種だが、アリバイは必要ということか?捕獲枠を決めるのは科学的根拠にもと基づくものだと思いたいが、(南極にしてもそうだが)頭数はどうでもよいようにさえ見えてくる。

 報告の中には、イワシクジラがミンククジラを追い越すような増加をしているといいたいのが見える。
 しかし、国際的にはそのことはにわかに受け入れがたい話ではないだろうか。ワシントン条約の締約国や専門家の中には、留保をしていないイワシクジラの「海からの持ち込み(輸入対象国がない場合の公海からの漁獲)」について異論を唱える人たちもいるのだから。

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