改正種の保存法、国会通過
今朝、衆議院環境委員会で、種の保存法の改正についての議論が、外来生物法と同時に行われた(一緒くたにする政府の神経って)。
それでも獲得物はある。今回の獲得は二つ。
1.環境省/水産庁の覚え書きが無効であるとの確認が、環境省と水産庁から得られた。
2. 衆参両院の付帯決議に「海洋生態系の要である海棲哺乳類を含めた海生生物については、科学的見地に立ってその希少性評価を適切に行うこと。また国内希少動植物の指定に当たっては積極的に選定の対象とすること。」(付帯決議十)
という一文がついたことだ。
残念ながら、これだけでは前にも書いたようにまだ解決にならない。環境省の側に、水産庁を口実とした言い訳がきかなくなっただけだ。
それでも3年後の抜本的な見直しの際に、第三者機関である科学委員会が作られ、そこに種の選定作業が委ねられれば、また、国民の意見を聞く制度が創設されれば、(付帯決議四の2、3)あるいは少しは進むことができる状態にはなった。
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