クジラから放射能汚染物質
釧路沖で行われている調査捕鯨で捕獲したミンククジラの肉からセシウムが検出されたということだ。
24日に発表した水産庁は、福島原発との因果関係は不明としている。
ミンククジラの汚染調査で、放射性物質はこれまで検査してこなかったのかもしれないが、それにしてもこのセシウムはどこからきたのか?
福島や茨城沖ではヨウ素やセシウムに汚染された魚(コウナゴ)が発見されている。
そして、ミンククジラは、コウナゴをよく食べるということだ。
3月の事故の結果が既に出ているということかとも思うが、そうだとするとずいぶんと早い。
しかもー
結構な濃度の汚染水が今でも流れ続けているようなのだ。
セシウムは、半減期が30年くらいと聞いているので、今後、小魚を食べるタイプのクジラたちに、放射能が年を重ねるごとに濃度を増して蓄積されていくということなのだろう。
函館でのツチクジラ捕獲も始まるようだし、6月に入れば千葉沖でのツチクジラの捕獲も始まる。
これらのクジラ肉の汚染調査がこれまで行われているとは聞いていないが、今後は必要となるだろう。
そうして、、海洋の汚染、広い海を泳いで生活している生き物たちへの放射能の影響被害は、日本国内にとどまらない。
人の健康への懸念はもちろんのこと、原発の恩恵には決して浴することのない、魚たち、クジラたちをはじめとする海の生き物の将来が気がかりだ。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110524/dst11052413090008-n1.htm
産経:クジラからもセシウム 基準値以下、北海道釧路沖の調査捕鯨
2011.5.24 13:08
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