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2009年3月25日 (水)

中間会合ーローマ 3(おしまい)

 2004年のIWC会議で一度イタリアには来たことがある。ソレントと周辺はまさにミニヨンの「わがふるさと」が実感される花咲き乱れるレモンとオリーブの国だった。
 今回のローマはそれとは異なるが、やはり「さすがは古都」と思われる情緒のある都市だ。

 狭い石畳の両側にはびっしりと中型・小型車が駐車していて、大きなとおりは渋滞がひどいという車事情があるが、それでも見上げる建物の狭間から見える青空に洗濯物がはためくさまはイタリア、ネオリアリスモの世界そのまま。
 到着が5時間近く遅れて真夜中にタクシーでついたところがちょうどそんな高いビルの間で、目の前には古めかしい鉄の門が閉まっている。運ちゃんから「確かにここだよ」といわれてみれば、小さくゲストハウスの小さな表示。呼び鈴を押したら寝ぼけ眼のおっさんが出てきて中に入れてくれた。中庭の先に、なかなか風情のある入り口があって、入ると古いつくりの家の雰囲気で、長い年月磨かれてきたと思われる木の床がぎしぎし鳴る。ロビー前のサロンには天窓があり、その周囲にいくつかの部屋の木の扉が並ぶ。

 ホテルよりもよほどいいところにあたったとうれしくなった。近くには、サン・ジョバンニ・ラティラーノという教会があり、毎朝きれいな鐘の音が聞こえた。

 最初の日に、宿の人にバスに乗せてもらったのはいいが、暗くなっても帰り道が少し心細い。それを声に出していったものだから、海外の友人が心配して、「あんたが宿に入るのを見届けない限り、心配でホテルに帰れない」とばかりについてきてくれた。持つべきものは友である。

 と、観光旅行ではないので、この辺でとめておこう。

 会議は最初にも書いたように、アリバイつくりか?というようなもので、最後の議長のプレス発表からして「雰囲気がよくなった。攻撃的な議論がなくなった」というのが唯一の成果(?)のようだ。

 オバマ政権になって、アメリカのスタンスが実際にどう変化するかはまだは最終的にはわからないが、日本政府側にしたら、失うものもなし、抵抗する相手が強いほうが格好がつくというものである。
 少なくとも、今回の妥協案の可能性としてある、南極では無理な枠を消化しなくてもよくなり、沿岸業者にも恩を売れ、国内のイケイケ勢力に「ちゃんと働いた」と成果を報告できるというような、日本一人勝ちみたいなことだけは避けたいな、と思う。

 3月23日から、オーストラリアはチリで発表した「南極国際鯨類調査」のワークショップをシドニーで開催しているようである。
http://www.ens-newswire.com/ens/mar2009/2009-03-23-01.asp

 参加国は13。1国独断ではなく、国際的なパートナーシップのもとでの科学調査で、5年間の計画をIWCに提出する。また少なくとも2013-14年までの非致死的科学調査のための資金として1400万オーストラリアドルを計上するとしている。

 1昨年のJARPAの評価会議で、日本の当初目的が達成されていないことが明らかな今、この調査計画はけっこういいところをついていると思う。
 IWCの将来が、問題解決とは異なる政治的な決着にならないためにも、どんどんこうした積極的な提案が前に進むことを望みたい。

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