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2007年9月20日 (木)

TAIJI 5 のアスカ逝く

昨日、伊豆三津シーパラダイスで飼育されていたシャチのアスカが死んだという。
http://seapara.jp/go/whatsnew/topics/070919-0845-356.php

アスカは、1997年に太地で捕獲された5頭のうちの1頭で、当時、シーパラダイスで飼育されていたヤマトというオス(アイスランドで1989年に捕獲され、フランスの水族館経由で日本に来た)の「お嫁さん」として連れてこられた。人間の期待を裏切って、お見合いはうまくいかず、ヤマトはイルカにご執心。そのまま、2000年の10月には死んでしまい、アスカは一人で取り残された。
捕獲当時の彼女は体重が2600kg、5.5mということで、繁殖可能な時期に入っているだろうといわれていたのでせいぜい大きく見積もっても10歳前後だったろう。20歳(あるいは未満)の死は、メス平均60歳という寿命から言って、あまりに短いといえるだろう。自然界にいれば立派に子をなし、彼女の所属するシャチの群れを堅固なものとしていただろうと思うとなかなか辛いものがある。

これで、1997年に捕獲されたシャチたちのうちの4頭がいなくなり、名古屋港水族館に貸し出されているメスのクーが一人残された。

百歩譲って(ぜんぜんそうは思ってうもいないが)1997年の捕獲が「学術目的の捕獲」であるとしても、シャチの情報を「得る」にはずいぶんと杜撰で無駄なやり方だと思いませんか。
きちんと野生状態のシャチの研究をするならまだしも、集客のために多額のお金をかけてシャチを導入するようなところを教育施設と呼ぶのはあまりにむなしい。

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