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2007年7月 9日 (月)

太地町の誇りではないのか

 知り合いから「こんなブログがある」と教えられた。「シャチのターちゃん」というブログで、書き手は「たいじちょうみん」を名乗り、太地町の中の出来事、特にクジラ関連の動きに批判的だ。現町長が町全体の意見を反映するかのように、捕鯨を推進するのに疑問を呈しているのだ。たとえば、町全体の利益とならない鯨体処理場にかかる多額予算や600万円もかけたという昨年のIWC参加費、売れ残ったコビレゴンドウ肉を給食用に寄付したことなど、批判の目はするどい。また、最近は、町議会での議員質問も紹介していて、そのひとつは鯨肉汚染問題、もうひとつはシャチ捕獲だから、「えっ!」と驚いてしまう。
 前回の議会質問後、ゴンドウ肉の残りをさらに学校給食に使用したらしい。反対する議員たちは実際にスーパーなどで肉を買い、厚生労働省の登録機関に検査を依頼した。結果として、政府の魚介類暫定規準の10~16倍の総水銀、10~12倍のメチル水銀が検出された。彼らは言う「自己責任で食べるのなら仕方がない。しかし、学校給食というのは強制的なもので、そういう汚染された肉を子どもたちに食べさせていいものか」と。
 また、シャチの捕獲に関しては、どのような群れがどれくらいいるか、だれもちゃんと調査もしていないjことの分かった段階では捕獲申請を出すよりも、まず政府に調査を要請すべきではないか、と。しごく真っ当な意見だが、イルカ猟の地元で、こうした意見を当の漁業者を前にして言うのは大変勇気がいることだと思う。

 彼ら議員の直接的な意見表明の場もある。美熊野政経塾という名前で、議会の質疑応答だけでなく、太地における政策の問題点の指摘もあり、読みごたえがあるものである。
 海外からとかく非難の集中する太地で、このような冷静に地元の利益を単に目先だけではなく真剣に考え、議論する場を作り出した太地の人々に心からの声援を送ると同時に、これこそ太地町の誇りではないかと思う次第である。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taijityoumin/view/20070708/1183879667

http://park.geocities.yahoo.co.jp/gl/mikumanoseikeijuku

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